解読史料の紹介ー明治の医師の日記

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解読史料の紹介

『忍耐堂見聞雑誌』

明治の医師による日記です。枚岡に在住し、明治35年から45年まで開業医としての日々の暮らしと、当時の世相を率直な文章で記録しています。人力車で玉造や八尾まで走って、できたばかりの鉄道を利用して、京都や奈良を旅し、明治36年の内国勧業博覧会や、開館したばかりの博物館や動物園などを見物しています。当時の人々のそうした新しい科学技術に初めて接した素直な感動が伝わります。その中で多くの和歌・俳句・漢詩をものする文化人でもあったようです。枚岡から大阪を見下ろすと、田畑ばかりで、大阪城の大阪砲兵工廠から上がる煙が絵葉書のように綺麗だったと、今からは想像できない明治の風景を彷彿とさせています。明治という時代がどういう時代であったかを知ることのできる貴重な資料です。

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